卒業

前回の更新から長く間が空いてしまった。

 

実は、今日で4ヶ月(休校期間を除けば2ヶ月半)通った自動車教習所を卒業した。

 

長いようで短かった気もする。大変だった。

 

学科の知識も入り、苦手な坂道発進もまあまあ克服し、無事今日卒検に合格し、晴れて卒業ということだ。

 

まだ教習所を出ただけなので免許を取得したわけではないが、ひとつ肩の荷が下りた気がした。

 

小さい頃からクルマが好きで、早く運転免許を取りたいと思っていたものの、いつまで経ってもお金が貯まらず、成人してからの教習所入校ではあったが、ひとつ夢に近づいた気がする。

 

前の記事で指導員に不満があるとかぼやいていたが、別に悪い人ばかりではないので、気が合う教官と出会うこともでき、休憩時間にすれ違うと軽く会話を交わしたり、技能教習で横に乗ってもらうときに世間話をしたり、それなりの関係を築くこともできた。

 

そんなこともあり、ついに卒業ともなると、少し寂しさを感じた。

 

どうしようかな。バイクの免許も取りにまた通おうかな。

 

とりあえず、明日免許センターに行き本免試験を受けてくるつもりだ。

無事合格できることを祈るしかないが、レベルの高い学科対策を施してくれたこの教習所のおかげもあり、自信はそこそこある。

 

まだまだ自分の車を持てるような状況ではないが、やはり人生のひとつの目標として掲げてきたことだから、それを叶えられるよう今夜は夜更かししない程度に最後の大詰めをしたいと思う。

 

たかが教習所の卒業式だと思っていたが、やはりそういった感謝の気持ちや馴染みの感情が芽生えたせいで少しシュンと切ない気持ちにもなった。

 

卒業式が行われた教室を出る際、今までほとんどの学科授業を担当した先生に「お世話になりました!」と声をかけたとき、本当にこれで終わったんだなとしみじみ実感した。

 

あまりにも感傷にふけり、最後受付にいたおっさんにも「お世話になりました」と声をかけてしまった。まあそいつは今まで顔も知らなかったし直接世話になった覚えもないんだけど。

 

でもそれだけ、自分にとっては高校を卒業するのと同じくらいの気持ちだったのだ。

 

ちなみに、卒検の検定員を担当したのは、前に技能教習でボロクソ言われたあまり拒否設定した教官だった。ちょっと内心複雑だった。丸で仕事で取引先の相手の担当が元カノみたいな具合で。

 

もらった検定修了証明書みたいなのを見て、検定員の署名にその教官の名前が手書きで書いてあったのを見て、さらに複雑な気持ちになった。