嫌いな人の好きなもの

今日のみのミュージックの動画を見て思うところがあったので、ここに書き記したいと思う。

 

youtu.be

 

動画の内容を簡潔に説明すると、「あるアーティストのファンが嫌いだから、そのアーティストの作品も嫌いと言うのではなく、作品単体だけを色眼鏡通さず評価してみるべきではないか」というものである。

 

これは音楽にだけ言えることではなく、たとえばあるアニメのファンが嫌いだから、そのアニメを嫌いになったり、あるYouTuberのファンが嫌いだから、そのYouTuberも低く評価したりすることも当てはまるだろう。

 

とにかく、特定の人・その作品を支持する者たちが嫌い=支持される側自体も劣ると決めつける姿勢を見直す必要があるということである。

 

たしかに、アーティストや作品の支持層を気に食わないからといって、実際にその作品たちに触れてみない限り、客観的な評価もできないし、核心に触れられない。それゆえ、今まで気づかなかった魅力にもたどり着けない。

 

しかし、そのファン層が気に食わないということは、その人の価値観にも共感できないということもありうる。

 

つまり、その価値感=その人の評価する作品にも共感しかねるということである。

ちょうどその人が気に入らない理由と、作品自体が気に入らない理由が重なっているのではないか。