マルチに陥る同級生たち

最近インスタのストーリーを見るたびに、やたらと高そうな焼肉屋で食事をしている様子や、なんかの学生団体が主催してそうなイベントに参加している様子や、株やFXのチャートを写している写真をあげている同級生がいるが、おそらくマルチをやっている奴なのだろうとすぐ疑ってしまう。

 

大学生になって、モバイルプランナー(大手キャリアの代理店と名乗り、携帯を安く機種変できることをストーリーなどSNSを通じて拡散させる)や、情報商材を購入させ株などで儲けられるという話を持ちかける高校時代の友人や大学の友人がそれなりに現れた。

 

そういう輩がいるんだなと思った矢先、4、5人からそのような話を持ちかけられたもんだから、本当にそういうビジネスが蔓延しているのだなと嫌でも実感せざるをえない。

 

ある日、同級生からサシ飲みに誘われ、いざ行ってみるとそういったビジネスの話を持ちかけられたり、高校時代はあまり絡みのなかった同級生からインスタを急にフォローされて突然DMが送られてきたりと、とにかく詐欺師の卵はマルチの拡散に勤しんでいるようである。お疲れ様と言いたい。

 

とはいえ、そういうマルチにハマると危ないよーという話も囁かれているにも関わらず、なぜ彼らはそういったものに手を出してしまうのだろうか?

 

イメージ的には、マルチにハマった友人や、その組織の「偉い人」からそういう勧誘を受け、甘い言葉で騙されてしまったというものであるが、彼らは意気揚々とビジネス話を持ちかけてくる。

 

なにを信念にそういう活動を行なっているのか分からない。

 

もっと客観的に、自分がそういう「マルチにハマってしまった馬鹿な残念な頭の悪い人間」というのが分からないのだろうか?

 

それとも、本当に金がどんどん入ってきてウハウハだから人に勧めたくて仕方ないのだろうか?

 

一度、そういう情報商材を買った大学の友人から、自分もやらないかと誘われた際に、「お前はどうしてそんな怪しそうな話を平気で俺に勧めてくるのか?」と尋ねたが、「お前のことを思っているから」と曖昧な返答が返ってきたので、本当に頭を抱えた。

 

別に各々騙されてるのか知らないがそういう話に乗っかって、金儲けをしたいと思うのはどうでもいいが、それを知っている人に当たり散らして拡散しようとしていると、あっというまに「あいつは詐欺師だ」とレッテルを貼られて嫌われていく。

 

そのことに気づかないのだろうか?

 

ストーリーで「アウトレットで爆買い」だとか「いい店で食事」だとか、いかにも金持ってて贅沢三昧の生活を送れていますと自己顕示欲を満たすだけの投稿をしているだけでも煙たがられそうなのに、人を巻き込んでいっては一巻の終わりであろう。

 

とはいえ、マルチと分かりきっているような甘い誘いに乗ってしまうような無能でバカで知能に欠陥のある手帳予備軍の白痴はそんなことも分かっていないだろうから、いろんな人から避けられて、バカ同志でイベントでも開いて支那バイキンに罹ってさっさと天寿を全うして墓場で眠ってろと思う。